メリアと旅の召喚士、裏話とか
どちらかといえば海派、とねりこです。
M3お疲れ様でしたーーー!!!
いろんな方に久しぶりにお会いできて本当に良かった!!
M3にサークル参加するのは2年ぶりで、不安もあったんですが、特にトラブルなく終了いたしました!
今回の作品、「メリアと旅の召喚士 -妖精と人の物語- オリジナルサウンドトラック」は私の平成最後にして最高傑作となってくれました!
架空のRPGのサントラを模した作品… はじめてブースに来てくれた方には説明するのが大変でしたが、それでも手に取ってくれた方、そしてTwitterでの告知などから買いに来てくれた方、本当にありがとうございました!!
特別に付属冊子の1,2ページ目をペタリ
全30曲からなる妖精メリアおよびナラと人間モモの3人の物語を描きました。
30曲。
30曲。
正直自分でもアホだと思った。
オーディオCDとして1枚のCDに焼けるのはこれが限界なので、これを越えるようならCD2枚組にしないとですね……いや、そんなには作れんけども。
さてさて、ここからは究極の自作品語りタイムです。
まだ聴いてない方、興味ないかたはそーっと×ボタンをぽちっとお願いします。
ちなみにBOOTH通販でのオンライン取り扱い手続きも進めていますので、購入したい方は続報をお待ちください。もうちょい時間がかかります。また告知しますね。
【※追記】
BOOTH通販開始しました!以下サイトURLからオンラインで購入できます!よろしくお願いします!
目次っぽいもの
【ストーリーについて】
舞台はおてんば妖精メリアと心配性の妖精ナラが森の中で修行中の人間モモと出会うところから始まります。
モモは召喚士と呼ばれる「魔」を現世に呼び出す霊媒師の一種の見習いで、幼い頃に大召喚士である母が失踪しています。
母を探しに行きたいモモ、好奇心から森の外に出たいメリア
お互いに、飛び出すにはあと少しのきっかけでした。
生まれ故郷を飛び出し旅を始めた2人(と、どうしても心配でついてきたナラ)は平原、街、雪道、火山と巡り、かつて母が召喚した各地の召喚魔のツテを辿ります。しかし3人の後ろには常に何者かの影がつきまとっていました。
10年前
実は、モモの故郷の村はもともと肥沃な土地ではなく、魔物の呪いにより発展が難しい状態でした。
長老はそんな状況を打開すべく、大召喚士であるモモの母メロに土地の呪いごと森の一角に押し付け、異界に送り込むことで消滅させました。
このとき、当時4歳であったメリアは森の消滅に巻き込まれてしまいます。
別世界に飛ばされた森の意志は怨念として「絵に描いた魔物を具現化する少女」を生み出し、メリアとともに元の世界に戻りました。しかしこのときのショックでメリアは一連の記憶を失ってしまいます。
記憶を失いながら妖精の里に拾われたメリア
魔物を生み出しつつ人間への復讐の機会を失う名もなき少女
そして自分の犯してしまった罪を償うため失踪したメロ
これが10年前の真相でした。
そして現在
人間のエゴに巻き込まれたはずのメリアなら自分の気持ちを分かってくれる――――
魔物を生む少女はメリアに固執し、森を飛び出していったあとも追跡します。これが謎の影の正体です。
やがて少女はメリアを捕らえ、メリアの風の力を暴走させ木々をかき集めたゴーレムとしてメロの娘モモの前に立ちはだかります。
ここまでが24曲目「メリア=デ=ゴーレム」までのお話。
では母メロはどこへ行ったのか?
贖罪のため、魔力が集う洞窟「久遠の魔洞」の奥で、自らを封印していました。そしてメロ最大戦力ともいえる召喚龍「シャルラハロート」(ラスボス)にその封印を守らせ続けていたのでした。
29曲目「母なる大地と刻の龍」までのお話。この龍を破って母を救い出し、異世界へ飛ばされた森を戻せばゲームエンドです。
長い!!
自分で書いててすげー長いと思ってます!すみません!!
しかしまだ語りたいことはあるのです……
【楽曲について】
架空サントラを作る上でやりたかったこと、それはなんといっても「モチーフの流用」です。
おなじフレーズを使い、一つの「作品」としてCDを作り上げる。それぞれが独立しているわけではなく、30曲集まって一つの物語!!
結果としてそれはできたと思います。
一番わかりやすいのはなんといっても「百合水仙」でしょうね
もういちどこのリストを貼りますが……
CD内に百合水仙の名を冠する曲は3曲あります(09, 19, 26)
この曲は戦闘曲を想像して作られたものですが、すべて同じモチーフの流用です。比べてみると面白いと思います。
というのも、ゲーム内でストーリーが進行していくにつれて曲が入れ替わっていくのを想定していたからです。
Part 1のサビがPart 2ではイントロになっていたり、全部でモチーフを演奏している楽器が違ったりします。
聴き比べてみてね!
さらに、この百合水仙のサビは何も百合水仙だけに使われてるわけではありません。
実は「01. 偉大なる大地の息吹」や「29. 母なる大地と刻の龍」でも使われています。特に後者は同じ戦闘曲ということもあり、分かりやすいですね。
他には「03. お気に入りの髪飾り」で使われたメロディが「15. つるつる雪道上り坂」や「27. 久遠の魔洞 -未来の光-」で使われていたりもします。このメロディは主に主人公たちの心の高ぶりを表していて、勇気を出して奮い立ったり、わくわくしたときに使われます。
「15. つるつる雪道上り坂」は雪道のBGMですが、雪道というとしんしんとしたかんじのBGMが多いですよね。
でも彼女たちはまだ子どもなわけです。子どもが雪を見たら……はしゃぎますよね?
そんなイメージです。
曲順については本当に苦戦しました。どういう順番なら心地よく聞いてもらえるか……?ストーリー性を感じてもらえるか……?
結果的にいろんな方から、「曲順がいい」と言ってもらえています。嬉しい限りです。本当にありがとうございます。
【最後に】
平成最後に最高傑作ができました。
しかしまだまだお話は始まったばかり!現在続編を製作中です!
また、続編が出ましたらその時はよろしくお願いします!!
ではまた!!